戸籍の附表と住民票のちがいを教えてください。

 戸籍の附票とは、その戸籍に記載されている人の今までの住所の移動が記録されているものです。

(戸籍の附票と住民票の違い)
 住所の移動の記録は住民票でも行っているのですが、住民票は、前住所、現住所の2点が記載されています。
 住民票は転出すると除票になります。この除票は5年間しか保存されませんし、次に移転する先の住所しか記載されていません。除票を取得すると、当時の前住所、当時の現住所当時の転居先住所の3点が記載されています。

  例えば、 A市 → B市 → C市 という順序で住所を変えている場合にA市で住民票の除票を取得してもB市に転出したことしか分かりません。 さらに調べようと思えばB市でも住民票の除票を取得すればC市に転出したことが分かりますが非常に手間がかかります。

 その点、戸籍の附票であれば住民票さえ移動させていれば住所の移動である A市 → B市 → C市 の住所移転の記録がすべて記録されているため、戸籍の附表で住所移転の状況を簡単に把握することができます。

 また、戸籍の附票と住民票の決定的な違いは戸籍の附票が「本籍地」で管理されているのに対して、住民票は「住所地」で管理されているというところです。

2014年9月22日