住宅ローン控除の複数回適用、3000万控除との関係

Q 今住んでいる住宅を売却して、新規の住宅の購入を考えています。現在の住宅につき、住宅ローン控除の適用を受けていましたが、新規取得の住宅についても住宅ローン控除の適用がなされますか?また、今売却しようとする住宅について、売却益が生じる予定ですが、3000万控除の適用との関係を教えてください。(2015.12.15)

<住宅ローン控除の複数回の適用>

・要件を満たせば新規の購入物件について適用がなされます。

・それが2回目、3回目であってもかまいません。

 

<3000万特別控除>

・居住用不動産を売却した場合、譲渡所得の計算する際、要件を満たした場合3000万控除の適用があります。

・3000万控除の適用要件のひとつに、前年、前々年にこの特例を受けていないことがあります。したがって2015.年の譲渡所得に3000万控除をうけるためには、2014、2013にこの特例をうけていないことが必要です。

 

<住宅ローン控除と3000万の特別控除との重複適用について>

居住年度、その前年、その前々年に3000万控除をうけている場合は、住宅ローン控除の適用はできません。

適用対象となる家屋に居住した人が、すでに住宅ローン控除をうけている場合、その居住年の翌年、翌々年度中に、従前に居住していた住宅の売却について3000万控除の適用を受ける場合はすでに受けている住宅ローン控除分について修正申告を行う必要があります。

 

2015年12月15日