子供に家を買ってやりたいが、いい方法はありますか?
1.住宅取得資金の贈与特例を使って購入資金を贈与する
この制度を使えば、以下の金額が非課税で贈与できます。ただし、一定の制限があります。
平成26年中 1000万円(注1) または 500万円(注2)
(注1)省エネルギー性・耐震性を備えた良質な住宅の場合
(注2)上記以外の一般住宅の場合
2.相続時精算課税制度を使って購入資金を贈与する
この制度を使えば、2500万円までは贈与税はかかりません。ただし、将来の相続時において相続財産の一部として2500万円が加算されます。
3.親が購入した土地・建物を子供に贈与する
土地・建物という不動産そのものを贈与する方法です。お金を贈与するよりも、不動産で贈与する方が有利な場合もあります。
贈与の際の土地・建物の評価は相続税評価額となり、土地は時価の8割程度、建物は時価の5割程度で評価されるからです。ただし、土地・建物の名義変更のための移転コスト(登録免許税や不動産取得税)がかかりますので、その点を考慮に入れてください。
4.親が子供に購入資金を貸付けて、子供が不動産の購入を行う
きちんと金銭消費貸借契約書を作成して、契約にもとづいて返済してください。
5.親が購入した土地・建物に子供に無償で貸す。(使用貸借)
親の土地に親が家を建てて、子供に無償で貸す方法です。
使用貸借といわれる無償での貸し借りで、一般的に行われています。