社会保険料控除について

社会保険料控除は、自己又は自己と生計を一にする配偶者その他親族が負担することになっている社会保険料を支払ったり、又は給与等から差し引かれたりするときに、その全額を所得から差し引くことを言います。

ポイントは、「支払った」人が、「支払った」年度に控除をするということです。

<前納保険料の取扱い>
但し、納付期日前に支払った前納保険料は次の金額をその年度の社会保険料として計上することになります。

 前納保険料 × A / B 
 A : 前納保険料に係るその年度中に到来する納付期日回数
 B:前納保険料に係る年度中に納付期日の総回数

ただし、前納の期間が1年以内のもの、及び法令に一定期間の社会保険料等を前納できる旨の規定があり、それに基づき前納した場合は、その前納保険料をその年度の社会保険料とすることができます。

<妻の公的年金から特別徴収される介護保険料を、私の社会保険料に算入できるか>
介護保険料などの社会保険料が、あなたの妻の公的年金から特別徴収されている場合、その社会保険料を支払ったのは妻になります。したがって、あなたが支払った社会保険料ではありませんから、あなたの社会保険料控除の対象にはなりません。

2019年1月22日