001.個人型確定拠出年金(iDeCo)

支払った金額は、全額社会保険料控除の対象となり、所得税・住民税の節税ができます。
〈制度の概要〉
①個人型確定拠出年金(iDeCo)は、毎月の掛金を自分自身で運用しながら積み立てて、原則60歳以降に受け取る仕組み。
②掛金は毎月5,000円から1,000円単位で選ぶことができ、限度額は職業によって異なる。
限度額:Ⅰ自営業者等(第1号被保険者)…月額 68,000円
Ⅱサラリーマン等(第2号被保険者)…月額 12,000円~ 23,000円
Ⅲ公務員(第2号被保険者)…月額 12,000円
Ⅳ専業主婦等(第3号被保険者)…月額 23,000円
※サラリーマン等は企業年金等の加入状況により限度額が異なる
※会社役員はサラリーマン等に含まれる
③運用できる商品は、「投資信託」や「定期預金」などから加入者本人が決定。
運用例:定期預金…元本保証されているが、金利が低い。
投資信託…元本保証はなく、リターンは運用実績による。
〈メリット〉
・積立時 毎月の掛金が全額所得控除
→ 毎年の所得税と住民税が軽減される
・運用時 分配金などの運用利益が非課税
・受取時 受取方法により2種類の所得控除の対象
→ 年金で受け取る場合は公的年金控除が適用
→ 一時金で受け取る場合は退職所得控除が適用
〈デメリット〉
・お金は60歳まで原則として引き出しできない
・手数料がかかる
・運用できる投資信託の本数が少ない
・途中解約できない
・投資信託で運用した場合、運用損が出ることもある
〈加入資格〉
・日本国内に居住している人
・20歳~60歳未満の人
・国民年金を納付している人

2017年6月5日