<制度の概要>
非正規雇用労働者(有期契約、短時間労働者、派遣)を正社員化、処遇改善の取り組み
をした事業者に対しての助成を行う国の制度です。この助成金はすでに多くの事業者が
利用しています。新規雇用の際はもちろん、既存の非正規雇用労働者のモチベーション
アップのためにも活用を検討されはどうでしょうか。
<パターン>
大きくわけて2つのパターンがあります。
1.正社員化コース
2.処遇改善関係コース
このうち分かりやすいのは正社員化ースです。
<正社員化コース>
就業規則(または労働協約等)の定めによって、有期契約労働者等を正規雇用労働者等
に転換等を行ったばあいに助成がうけれるという制度です。最もシンプルなケースは、
有期契約労働者を正規雇用契約者に転換するものです。
この場合のポイントは下記のようになっています。
・就業規則の改訂(正社員への転換規定をくわえる)
・6ケ月以上雇用している有期契約労働者を対象としていること
・労働局へ、対象労働者に対して、キャリアアップ計画と改定後の就業規則を提出する
・就業規則に基づく正社員への転換が行われること
・事業主は計画期間内にキャリアアップ計画に取り組むこと
・正社員への転換が行われて、6ケ月の賃金の支払いがある。(転換前と比較して5%
以上の賃金の支払いがあるのが条件)
詳細については、税理士法人はるかにお問合せください。
2020年4月
税理士法人はるか