クライマーズハイ

定期的に映画を録画しており、そのなかに「クライマーズハイ」がありました。昔、原作の小説(横山秀夫)をよみ、以前にもTVでこの映画をみましたが、先日再度みました。
1985年におきた日本航空123便の御巣鷹山で墜落事故をめぐって、墜落現場のある群馬県の地方新聞において、担当デスクを任される主人公の記者を軸にして、仕事にかける情熱とモラル(チェック、ダブルチェックを徹底する主人公は結局スクープを逃すのですが)、部門間の対立、主人公の親子関係などを描いたドラマです。
また新聞社の編集現場とはこんな感じかと思わせるようなリアル感もあり、見応えのある映画です。

このドラマのなかで、主人公の上司達が自分たちの現役時代に獲得した過去のスクープ体験にいつまでも囚われて、そのことが自分たち現役世代の仕事を阻害している、「過去の栄光にとらわれて、新しいスクープに嫉妬している」そう主人公と言い合う場面があります。

実際、若い世代が育ち先輩を追い越していく状況は、どの職場どんな仕事にもあるものでしょう。また、そうでない組織は衰退していくだけです。
前の世代は、後にくる人達の邪魔をしてはならない・・・。

投稿者:春田 健2018年9月7日