顧問先への毎月の試算表の報告をする、あるいはお客様から相談がある、もしくは変更事項があったとの連絡がある。これらに応えるときに、紋切型の報告や回答となっている場合がある。判をついたような報告書や注意事項をつげて、はい終わり、そうはなっていないか。
試算表についていえば、会社の業績がよくなれば我々もうれしいが(またその逆も)、その気持ちが伝わっているだろうか。
相談事項について、その会社の実情に照らして多面的に検討しなければならない。あれは大丈夫か、これはどうするか、そういう視点の反映があるべきだ。
そういう気持ちをベースとすることで、結局のところ同じ報告書でも内容に奥行がでて、より信頼関係も深まるというものだ。
しかし、これって会計の能力というよりも、顧問先あるいは仕事に対する愛情の深さのような気もするのであるが…。