毎回、お客様用に、あるいは仕事のまとめとして資料を作成する。
この資料は、作成した本人にとって、自分のおこなった仕事の「汗」のようなものでもあり、また次回の手引きとなったりする。
お客様に提示する場合や必要に応じて私はこれらの資料を閲覧するのであるが、時に資料がなんというか「泣いている」ように思えるような時がある。単に数字の羅列のような、無味乾燥に見えるときがそうだ。
もちろん、数字(金額)を扱う仕事であるから、それは仕方ないときもあるが、数字を扱うのであるから、その数字が「主役」となれるような工夫をしてあげないと、人が介在する意味がない。メリハリをつけ、言葉の説明、数式の表示、図解等をいれて、作り手の「意図」が伝わるものでなければならない。プロセスを明瞭にして、資料自身が語りかけてくれるようなものがそうだ。