今月末に解散する法人の「お別れ会」が、先週2件ありどちらも出席させていただく。
どちらの法人も元公益法人で同じ仕事の内容を行っており、大阪府と兵庫県にある法人である。基本、各都道府県に一法人置かれていたが、ある意味役割を終え順次法人数が減ってきて、今回は残っている法人のうち単独で存続が困難な何法人かが合併によって統合(新設法人が東京で設立される)することになった。
公益法人に認可されていたように、国の仕事の一翼を担うもので、国の制度が廃止となり、今回の事態にいたる。私が顧問をさせて頂いたときは、まだ隆盛期にあり、まさかこんな事態になるとは夢にも思っていませんでした。
両法人ともに私は本当に大切にして頂きました。
代表理事からは節目々に法人の状況説明をうけ、事前に今後の方向性も理解できたので、仕事をする上で不安のようなものはありませんでした。
会計に関する事柄については、私の意見を尊重して頂きましたし、会計を担当する役職員の方々とのやりとりも充実したものでした。その点、「やりがい」がありました。また、会計の制度改革等のつど、両法人をふくめた同種の法人での説明会の講師を務め、そのことで、私も「勉強」させて頂いたものです。
数年に渡り会計監査人に就任させて頂いたこともあり、任期中は毎理事会に出席して、理事会の議論を聞いておりました。そういう経験も貴重なものでした。
法人内で行われる行事にも折々参加させていただき、半ば身内のように接していただいたことも忘れることができません。
それだけに、今回で終わってしまうのは残念でしかたありません。
しかし、ある種の役割を終えたときに、組織というものは退場しなければならないという現実もあるのでしょう。そういった事態の推移もまたそばで見ていて教わりました。
多くのことを学ばせていただきました。ただ感謝の気持ちしかありません。
役員の方は退任されますが、職員の方は合併法人に残って仕事を継続されます。
私も仕事の関係は切れますが、皆さんがこれからも元気で過ごされるのを願うばかりです。