落ちてくるナイフ

NYダウの急降下をうけて、日本の株式市場も連鎖安で今週で8%下げたという。ずっと適温相場といわれてきたが2日の米国の雇用統計の発表を発端に世界同時株安の様相である。

この株価の乱高下のときに、必ずといっていいほど、識者のコメントが新聞にのる。「〇〇証券チーフストラテジスト」とか「投資顧問会社、上級アナリスト××」とかの肩書をもった人物が、今後の相場の予測をする。
新聞の宿命とはいえ、このコメントは「下落が続く」「調整後・反発」の両方の見方を載せているので、「おいおい一体どっちなんだ」ということになる。もっとも、それがわかれば、苦労しませんけどね。

新聞を読んでいると「落ちてくるナイフを掴むな」という格言が紹介されている。急落時の投資は落ちてくるナイフをつかむようなもので、どんなに魅力的な銘柄でもナイフが床に落ちてから、つまり底を打ったのを確認してから投資すべきという意味らしい。
落ちてくるナイフ、なんかゾクとします。

投稿者:春田 健2018年2月10日