働き方改革

今、国会で審議されている「働き方改革」(残業時間の上限規制等)を新聞などで読んでいるが、自分のなかで今一つピンとこないできた。

ところで、今朝の日本経済新聞の「私見卓見」欄にエンジャパンの越智会長の「最近の『働き方改革』に違和感がある。単なる欧州マネになっていないだろうか、」と始まる小論が掲載されている。
もちろん、「過労死をまねく働き方は許され」ないが、「新人社員や若手」に対しては「『休め休め』『定時に帰れ』と『優しさ競争』になって」そのことが、若者の「成長機会を奪っていないだろうか」という主張である。「若者こそ、仕事の場で磨かれるべきではないか。」「時代を生き残るための心的耐久性・創造的知性・社会的知性といった能力を身につけさせるのは経営者の社会的責任でもある。」という。

仕事をすることがまるで損することだ、同じ給与なら楽をするほうがいい、そういうことを助長するような職場であれば、本人にとっても雇用側にとっても、不幸なことである。
仕事を自分に与えられたチャンスと考え克服して自信となり成長していく、成長した者にはさらにチャレンジできる仕事が回ってくる、そうして仕事人として我々は一人前になってゆくはずである。
仕事をされられるのではなく、仕事をしていく、そう思えるような職場でありたい。

投稿者:春田 健2018年2月1日