仕事で訴訟に係る意見書を弁護士から依頼をうけることがある。
もちろん事柄が会計に関することであり、こちらの言い分、その反論、またその反論というふうに、連鎖しながら、議論がつながっていく。
関わっているのは、現在は我々が顧問しているお客様と前任の会計関与法人との係争である。
相手からきた文面を読みながら、「よく言うよ」との思いがあり、ついエキサイトしてしまう。「誠実な態度」「改善の提案力」「説明責任」「専門家としての見識」、相手方に不足しているというその一言一言が実は自分自身に降りかかってきていることに、今更ながらに気づかされる。
戦う相手は実のところは、私自身なのだ。