行蔵は我に存す・・

ある雑誌の「心に残ることば」というコラムに次のことが紹介されている。

勝海舟の福沢諭吉に宛てた手紙の一節に、「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張、我に与からず我に関せず存じ候」とある。行蔵とは出所進退のことで、平たくいうと「行いは己のもの。批判は他人のもの。知ったことではない」ということだ。
江戸城を無血開城させ江戸を戦火から守った勝らしい言葉である。

どこかの国の独裁者のようになってもいけませんが、自分が信じたことを行うしかない、それに対する批判も甘んじてうけよう、そういう気概がもってやらねば、何もできない。後から(他人から)の批判を恐れ、先回りして、自説を曲げたり妥協したり臆病になってはならない。結局なにかを成し遂げた人たちの中心点には、この「自分信じて行動を起こす」という熱いマグマのようなものをもっているように思えます。

及ばずながら私も、大きな視野をもって覚悟をきめて自身に恥じないようにやっていこう、改めてそう思ったのです。

投稿者:春田 健2017年11月30日