税務調査

昨日もお客様の税務調査があり立会を行った。
もちろん、事前の打合せもするし、問題事項については事前に整理しておく。しかし、実際に調査をうけてみると、なにが飛び出してくるかわからないという怖さもある。
したがって、慣れるということはなく、毎回のことであるが緊張感がある。

当日、調査が始まってしまうと、まな板の鯉ではないが、あとは流れのなかで対応していくしかない。営業上の具体的な取引の内容を、調査官がヒヤリングをしているのをそばで聞いていると、改めて会社の営業実態が分かったりもするし、社会で行われている無数の商取引の一つを知るという側面もあり、勉強となることも多い。
税務上の論点が俎上となるまでは出番もないが、一緒に寄り添い戦うという側面と、出てきた論点に対して合理的に判断するというバランスが必要となる。

今、振り返って、自分の関与外の事案で否認をうけたことはあっても、眼配りの範囲では概ね認められてきた。ある意味、数々の調査を乗り越えて自分も成長した部分もある。

調査終了後お客様から、「ありがとうございました、助かりました」そう言われると、じわりと喜びが広がる。そのあとのビールの美味さは格別である。

2017年9月22日