事務所では決算終了時にお客様との打ち合わの際、「決算推移表」と称する打ち合わせ用の資料を作成している。会社の概要(株主、資本金、役員等遍歴)、申告状況、過去の税務調査履歴、BS・PL推移、各期のトピックス、懸案事項、などを5年分まとめている。全文で14~15枚ぐらいになるだろうか、改良を重ねて現在版に至っている。
先日ある会社でこの推移表を見ながら、決算の最終確認を行いました。終わったあと、社長から、「いや、すごいですね。これ一冊あれば皆わかります、なんか、わが社の解体新書ですね。」とびっくりしたように言われました。私にすれば、「毎年お渡しして、打ち合わせをさせて頂いていますけど」ということであるが、若い社長であり、ようやく数値による経営状況が呑み込めてきたのかもしれない。
しかし、我が社の「解体新書」とは、うれしいお言葉でした。まさしくそういうものを意図して作成していますので。