この時期、朝出勤時に事務所ビルのまえに登山の様相をした人を毎日のように見かける。ビル前に停車しているバスにはフジサミットと書かれているので、富士山の登山ツアーが組まれているのだろう。
富士登山といえば、大学の山岳部のころ、夏休みにはいるときに一般学生や近辺の女子大・短大などに声かえをして行っていた登山ツアーを思い出す。
クラブで代々、引き継がれてきた行事で、夕方に静岡を出発して、浅間神社のお参り、5合目から7~8パーティに別れての登頂を目指す。8合目あたりで御来光、そのまま山頂に登りお鉢めぐりなどをして下山する。
参加費も徴収して、余剰金でテントなどの共同装備の購入に充てていた。
2年生部員がこれらの実務を担当し、募集企画、バス会社との交渉、保険の加入、パーティの割振り、収支報告などを行う。今でいうインターシップというわけではないが、社会というのを意識して大人になったような気分でした。
それにしても、大学時代の思い出というのは、懐かしいのは当然ですが、実際よりプラスに補正されているような気もします。