ROE経営

今朝の日経新聞の「私の履歴書」(日本ガイシ特別顧問柴田昌治)を読むと、つぎのように書かれている。

社長に就任して、「株主重視の経営」を念頭に、「経営指標として前面に掲げたのがROE(株主資本利益率)だ。株主から預かった資本をいかに効率的に使って利益を生み出しているかを示す。今では定着した指標だが、20年前はそうでもなかった。なにしろROEの改善に逆行する株式持ち合いが当たり前の時代だった。」

従業員に「とにかくROEというのが世界共通の企業の成績表なんだ。うちは10%を目指すんだ」と訴えた。

「94年に解禁した自社株買い・消却ではトヨタ自動車などとともに第一陣に加わった。・・・余裕資金があれば株主に返すのが当然だ」

昨日(7.20)このブロクで記載したばかりのコーポレート・ガバナンスを先取りした経営者が日本にも早くからいたのですね。

2017年7月21日