昨日(3月15日)の日経新聞に「AI襲来眠れぬサムライ」として、「10~20年後にAIやロボットで代替可能」の職業のなかには会計士と弁理士、行政書士、税理士の4士業が含まれている、という。
税理士の仕事が、決算書にもとづく申告書の作成業務とすれば、まさにそのとおりである。
現在においえても、申告ソフトがなければ仕事もできないのが実情である。
年々変化し複雑化する別表も仕訳段階で細分化しておけば、AIが自動作成してくれるようになる。
あるいは、Q&Aのデーターベースができれば、お客様からの質問事項についても大半が、AIが正しい回答を見つけ出してくれる。
事後の申告処理や過去の事例による回答については、いずれAIにとって代わられる時代がもうそこまできているのだ。
そういったことが現実となったとき、われわれに残された仕事領域はなにがあるのだろう。
コミュニケーション力、創造性、提案力、複眼視点など才能あふれる一握りの税理士のみが生き残っていくようになるのかもしれない。
新聞記事の結びは「士業も楽じゃない」と。