今年も葬儀への参列が何度かある。
今年は比較的、高齢者の方が多く、仕事関係、親戚などそれぞれ出席する立場は異なるものの、喪主の話を聞いたり、改めて遺影みたりしながら、故人を思い浮かべると、背筋を伸ばして身を正さねばとの思いになる。
故人の仕事人としてなしとげた業績に対する賞賛は別として、人としてその愛情や友情を多くの方から偲ばれる人間性を葬儀の合間などに見聞きしていると、人の「値打ち」というか、精一杯生きぬいた人が持っている「輝き」のようなものを感じるのである。
今しばらくは見送る側にいて、これからも多くの人を見送ることになるのであろう。
改めて、生きていくということを考えさせられた。