お客様から相談事項があるときに、まったく知識のない事柄についてのことがある。様々な金融商品、特異な税制など、仕事に関することであっても、知らないことも実際多々ある。お客様が当然のように「○○について、△△というのは・・・」といわれ、話が進んでいくと、なにか今更「ところで、○○ってなんですか?」ともいかず、話の前後関係から、大枠の内容をつかむしかない。
また、一般的な税制に関する事項であっても、不意に質問されると、整理された状態になっておらず、判断に迷うことも当然にある。
開業したての頃は、税務のことについても知らないことの方が圧倒的におおく、電話を受けたさい、税務手引き書を必死で繰りながらよく回答していたものである。「知らない」と回答することが恥ずかしいような気がしていたのである。
知らないことを知らない、判断できないことを判断できない、こう率直にいうのは、簡単なようで難しい。勇気をもって知らないといい、「すみやかに調べて回答を行います」といのが、言うまでもなく正しいのである。