終戦玉音放送

 土曜(8/1)の新聞を読んでいると、戦後70年ということで、8月15日の正午に行われた昭和天皇による終戦時の玉音放送の逸話が載っている。TVのドラマなどでよく登場する「朕ハ時運ノ趨(おもむ)ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス」というラジオ放送である。

 私はこの放送は、「生」で行われ、またこの放送のみが行われたとばかり勝手に思い込んでいました。内容が難しい言葉ですし、昭和天皇の独特のイントネーションもあって、この放送をもって、国民がよく終戦が理解できたなとかねてより不思議に感じていたのです。

記事を読むと、この詔書は前日の14日の午後11時過ぎに録音されたこと。
また放送は次の手順で行われたとあります。
1.正午の時報
2.君が代
3.天皇の詔書朗読
4.和田放送員による詔書再朗読
5.内閣告諭
6.終戦決定の御前会議の模様
7.交換外交文書の要旨
8.ポツダム宣言受託に至った経緯
9.ポツダム宣言の要旨
10.カイロ宣言の要旨
11.終戦にのぞんでの国民の心構え
12.8月9日から14日までの重要会議の開催経過
 詔書は英仏語など20か国語に翻訳して放送された。

 いわれとみると至極当然のことでありますね。

投稿者:春田 健2015年8月3日