若い人の仕事をみていて思うのは、近視眼的な罠に陥りやすいので注意が必要であるということである。
ルーチンの仕事に慣れてしまうと、新たな仕事の局面を迎えても、今行っているルーチンに落とし込もうとするのであるが、どうもうまくいかず、途方にくれることになる。これは、今あるルーチンそのものも、実は自分で考えて作ったものではなく、与えられたルーチンで仕事を行っているという背景もある。また、もちろん経験不足、知識不足の点を割り引く必要もある。
これに対応するのは、なに簡単なことで、新たなルーチンを「自分で」作り上げればよいだけのことであるが、人は今あるルーチンからなかなか脱出できないのである。今与えられている世界が所与の条件となっており、どうにも飛び出せていないような気がする。
パソコンに向かって仕事をしていると、PCのディスクにあるフォーマットでしか、仕事ができなくなるのかもしれない。
今ある視界30㎝のパソコン(ディスク)の先をゴールと思え、の心構えです。(参照 2015.4.7投稿「ベースの先をベースと思え」& 2015.3.2「自分でする、自分がする」)