目に青葉(日曜の早朝)

今の時期の早朝の散歩はほんとうに心地よい。
いつもように5時前に目覚め、高代寺に散歩に出かける。
早朝のひんやりとした外気がまず気持よい。今は5時だとすっかり明るくなっており、犬を連れた散歩の人とあいさつをしながら、山のなかに入る。
ホトトギスや小鳥のさえずる声を耳にしながら、高代寺をめざして、ゆっくりとしたペースで登っていく。
山ツツジがまだ残っているが、なんといっても新緑が美しい。
高代寺の付近には枝ぶりのよいモミジの大木が幾本もあり、秋の紅葉の時期もきれいであるが、この時期は一斉の新緑となっている。朝の陽ざしをうけるなか、一面の緑が風にゆれ、たゆとうとした風景は、まさしく、「目に青葉、山ホトトギス」の世界である。

一方で、
舗装はされているが山道なので、道には毛虫や気味悪い青虫のような昆虫?がいるし、木の枝から蜘蛛の糸?が垂れて先端に木葉以外にも、尺取虫のような虫がぶら下がっており、知らないあいだに肩口やズボンについてくる。
うっかりしていると、朝食のあと椅子に虫が残っていて、女房が目を回すことがある。

投稿者:春田 健2015年5月18日