2.28(土)の夕刊に宮大工の育て方として、小川三夫氏(本投稿の「任せる」2015.1.7を参照)のインタビューが掲載されている。
「・・・だから弟子には簡単に教えたらだめなんです。教えたら何かできなかった時、『教わってないからできません』というふうになってしまう。教わらないで自分で苦労して考えてやった子は、その限界を乗り越えられる。・・・」
自分で考えてやる人が育つという真理は職業に関係なくあるのですね。絶対に自分でやってのけるんだという精神のエリート意識をもてということでしょうか。
行き詰るとすぐに聞く(答えを欲しがる)、ちょっと困難な仕事になると投げ出してしまう(別のわかりやすい仕事に逃げる)、できないことの理由を考える(相手や時間のせいにする)、そういう習性となったら仕事人としての成長はまずありません。