先日、私の顧問先の代表者の方がこられました。要件はその方が非常勤役員をされている会社について、数年分の決算書・申告書・総勘定元帳・就業規則他の資料を持参され、ある事柄について私の見解が欲しいというものでした。
漠然とした依頼事項であり、うまく焦点のあう見解が出せるかどうか不安でしたが、やってみますと引受けました。
会社の決算書をみながら分析し、関係資料を点検しながら、見解を絞り込んでいく作業は、普段の税務相談や申告書の作成するのとはちがう難しさがありましたが、まる2日その作業に没頭して、報告書を書きあげました。
初めて接する会社の決算書・申告書をみるのはいつもながら興味深く、従来にない視点からの意見の形成は仕事の意欲を高めてくれます。さらに、「意見書作成の報酬はもちろんですが、今後この会社の顧問もお願いするかもしれない」という言葉がリフレインして、新種?のアドレナリンが分泌され仕事がおおいにはかどったのです。