お正月にTVの対談でノーベル賞の山中伸弥教授が「成功の鍵はビジョンとハードワークの組み合わせである」と。しっかりとした目的を決めそれに邁進せよという訳です。とりわけ、「ビジョン」というのが難しく、若いときには、それが良く見えないといったような趣旨のことを言われていたのが印象的でした。
確かに「ビジョン」というのは経験を重ね、仕事を積上げたほうが、より明確となるような気がします。自分のしたかったことが収斂されて、方向性が明快となっていくように感じることが私のようなヘボでも確かにあります。またそれは、ハードワークをしっかりこなさないと、クリアにならない質のものとも思えます。
山中教授は言うまでもなく、日経新聞の私の履歴書に登場する経営者、スポーツマン、学者、芸能人、芸術家、政治家などの生立ちを読んでいると、職業は違えどその根底にあるのはビジョンとハードワークであり、年を経ながら相互作用をもって成長を遂げていくように感じるのです。