2015.1.6日経新聞の「経営書を読む・ボストンコンサルティング森健太郎」より
西岡常一「木のいのち木のこころ」を引用しながら
西岡常一は、日本を代表する宮大工で戦前法隆寺棟梁であり、その後薬師寺再建にも腕を振るった。またその弟子の小川三夫も名大工として有名である。
『責任が人を育て、立場が人を作る。難しいのは任せるタイミングです。その人が完成してから任せるのは遅すぎる。未熟なうちに任せなければならない。「親方がやれというなら、俺もできるかもしれない。命懸けでその期待に応えよう」そのタイミングを見定め、賭けるのだそうです。「任せる時が遅かったら、人は腐るで」ビジネスの世界も同じです。』と。
もちろん、任せるに足る人材であることを見抜く眼力が備わってこそであるが。