あれ(女房が)いない

 山歩きなど、女房と2人で出かけるとき、歩く速さがちがうこともあり、私が先行して女房が後ろを歩くことが多い。後ろを振り返りつつ姿を確認しながら進むことになる。
 さて、先日の休みに柳生街道の「滝坂の道」を歩きにいった。円成寺から春日大社に向かう昔の街道(東海自然歩道)で、天気もよく気持ちのよい一日であった。
 奈良の市街地に入り、「今日はよく歩いた」などと言いながら、奈良駅の方に向かう。奈良ホテルを越した池あたりで振り返ると、あれ女房の姿がない。立ち止まってしばらく待つが姿を見せないので、心配になり後戻りすると、奈良ホテル前のバス停のベンチに腰かけて休んでいる。「ヘヘ、ちょっと一服」

投稿者:春田 健2014年11月19日