よく、セオカンドオピニオンという言葉が使われます。別の専門家に二次見解を聴取して、当初の見解を確認するという意味である。われわれの世界にもよくある話で、私もたまにセカンドオピニオンを求められることがある。
私がセカンドオピニオンをもとめられるときには、すでにファースト・オピニオンがあり、それらの意見書等を同時に頂戴することが多い。その場合ファースト・オピニオンを知った上での意見形成となるので、比較的気持ちが楽である。よくわからない場合は「まあ、いいじゃないでですか、これで。」といったお茶の濁しかたも可能である。
しんどいのは、ファースト・オピニオンの依頼である。更の状態から、論点を整理してあれこれ考え指針をだす。意見を求めた人はセカンドオピニオンの依頼をするかもしれない。そういう緊張感を背負い、ファースト・オピニオンを作成していく作業は苦しいけれども仕事の甲斐もある。
お客様は早く見解を知りたい場合などは、一番信頼している専門家にファースト・オピニオンを求めるであろう。お客様からファースト・オピニオンを求められる会計税務専門家でありたいと願っている。