一昨日、M氏と別のお客様2名と4人で食事に行っておりました。M氏は私より10歳ほど年長ですが、ご自身も公認会計士でありながら、ある事業会社の社長もされており、会計士業と社長業の2足のわらじをはいてご活躍中です。
実はM氏は私の監査法人時代の先輩であり、監査法人時代から、よくしていただいておりました。私が監査法人に入社したときは、三次試験の何度目かの受験中であり、後輩の方が先にパスしていたようにも思いますが、それをことさら気にとめる風でもなく、自然体で生活も仕事も楽しんいるような、なんとも大らかで、それでいて仕事などでは急所を締めるところは締める、といった感じでした。
私の方が先に監査法人を退職し独立しました。M氏はその後、会計士業をしながら、ご自身の顧問先の社長に転じられたのです。社長になられた経緯など、一編の物語があるのですが、それは割愛します。その後、何度か会計・税務等の研修会でお会いする機会があり、会社の方の遊びにいったりしているうちに、10年ほど前より、私はM氏が社長をされている会社の顧問もさせて頂くことになり、「会計士に選ばれた顧問会計士」となったわけです。
M氏と不思議な縁を感じるのは、M氏は大学卒業したあと某会社で一時サラリーマンをされていたのですが、私は現在その会社の顧問にもなっているのです。(もちろん、まったく別のご紹介から)、
さて、一昨日の話に戻るのですが、もう一組のお客様は、実はM氏の紹介で数年前より顧問をさていただいている方(M氏の会社の取引先)なのですが、わいわいしゃべっているなかで、M氏がその方に対して「春田はんは信頼できる。僕はいつも女房に自分に万一があるときは、彼にすべて、相続のこともあとの仕事のことも一切を頼めと言っている。」とおっしゃっていただいたのです。M氏は私のことを春田君でも春田さんでもなく、春田「はん」と呼ぶのです。
同業者からこんな風に言っていただけるとは、本当にこれ以上の褒め言葉はないと思い酔いも覚めるほど感激しました。
仕事をするうえで、「人を裏切らない」「仕事は全力でする」基本的にはこの2つだけを信条にしてまいりました。それが正しかったのだと、改めて言われたような思いでした。