11.14の日本経済新聞をコラムで次のような文章にであった。
「カエデなどが紅葉。イチョウなどは黄葉。今の宣伝でよく見るのは紅葉だが、万葉集は「黄葉」という表記が主流だ。漢詩の影響とも、奈良に黄葉の木が多かったからともいわれる。山の神からの大君への貢ぎ物は春なら花、秋には黄葉との歌を柿本人麻呂は詠んだ。冬の到来前、つかの間の風景を私たちは長く愛でてきた。」
もみじの朱色の鮮やかな色合いも眼をひくが、黄金色となったイチョウをみると本当に見惚れてしまう。なにげに街路樹と見過ごしていたイチョウが一気に自己主張しているかのようだ。冬の到来とともに落ち葉となるまでのつかの間の華やかさでもある。
下記は丹波篠山の宇土観音弘誓寺(2021.11.23)