会社売却

先週の週末に、顧問先の社長から「先ほど契約済ませました」と電話を頂戴する。
この数ヶ月に自社売却のM&Aが進行していて、契約書に調印したというのである。会社の業績は現状不本意な状況下にあり、また後継者の不在もありM&Aによる結着となった。数ヶ月は顧問として残る契約となっているが、自分が一から育ててきた事業を手放すことが確定したのである。

私も法人の設立時から顧問をさせて頂き、会社の拡大期に躍動感のような思いを共有し、またコロナ禍での会社の立て直しに以前と変わらずに全力投球されていた姿に敬意をもち応援させていただいていた。
一方において、数年前より、ご自身の年齢や先行きのこともあり、M&Aについて検討されておられたが、昨年来よりのコロナ禍で経営環境の悪化は想定外の打撃であり、今回の決断となったのである。

今回のM&Aの結果ある意味身軽となって、きっとまた新しいビジネスを始められると思っている。その際、またお手伝いができればこんなにうれしいことはない。

(参照 2018.8.27「心底うれしげな」)

投稿者:春田 健2021年10月26日