疑わしきは検査・・地域を守る

先週のことになるが、週末に鼻水とくしゃみがでる。こんな時期であるし、咳やくしゃみは、周囲に迷惑をかけるので、咳止めなどを処方してもおうと土曜日の朝に自宅のそばの医者にいく。私がふだんから健康診断をうけたあとなど、数値について報告をしたりするホームドクターでもある。

診療室では、看護師さんが型とおり熱と血圧を計ったあと、現れた先生に病状?をいうと、先生の顔色がさっと変わり、こちらに来てくださいと小部屋に通された。その部屋にはiPadがおいてあり、診療室に戻った先生とZoomでのやりとりとなった。
私にコロナ感染の恐れがあるということなんだと自覚した。
すぐに検査が行われ、夕方までに結果がでますからといわれた。

昨年の12月以降、夜の会食もしていないし、毎朝、熱も計り、自分では問題ないと思っているが、たしかにいつ感染してもおかしくない現状になんとはなしに不安もでてくる。
15時すぎに陰性でしたとの連絡をうけ、ほっとした気持ちとなる。

私の住んでいる町は、同じ駅となる隣の地区とあわせて8000人足らずの小さなエリアである。高齢化がすすんでおり、その地区を事実上そのクリニックがカバーしている。ドクターのこの地域を守ろうとする強い決意(使命感)のようなものを感じたのである。一住民として敬意を払わずにいられない。

投稿者:春田 健2021年1月25日