ずぶずぶの

関西電力と福井県高浜町の元助役との金銭授受の問題が新聞を賑わせている。
原子力発電所を維持したい関電と地元の顔役であった元助役。

内容こそ違っても同じような構図はよくあるのかもしれません。当初は小さな「貸し」と「借り」があっても、それを端緒として関係が濃くなり一蓮托生のような関係ができあがる。
かつてのイトマン事件のときの「呪縛」という言葉を思いだしました。

たぶん当初は利用しているつもりだったはずの関西電力は、それが「借り」となり、長年にわたって「ずぶずぶの関係」となってしまい身動きができなくなってしまった、断ち切れなくなってしまったということなんでしょうか。
芽は小さなうちに刈り取らないと、そういうことですね。

この事件の発覚が、国税の税務調査が契機となっているとは、なるほど興味深いはなしです。

(追記2019.10.16)
やっぱり、組織にはKY力が必要なことがわかります。(本ブログ 2019.8.23)

(追記2019.10.23)
昨日の休日、高浜町のお寺の拝観にいきその帰り車を走らせていると高浜町役場が現れました。一目、その立派な造りに眼を奪われました。これってやっぱり関電マネー?

投稿者:春田 健2019年10月4日