スモールビジネス

22日(日曜)の朝の情報番組をみていると、京都の佰食屋(ひゃくしょくや)というステーキ丼のお店が紹介されていた。お昼に始めて、その日で100食を売り切れば店を閉めるというのである。
これに類したお店は多くあるかもしれないが、佰食屋は従業員の働き方改革の一環として行っているという。100食完売でその日の仕事が完了するので、100食に近づくと従業員のモチベーションが上がってくるらしい。

また、日本経済新聞の夕刊「人間発見」で、破綻寸前の旅館「陣屋」を立て直した女将さんのビジネス奮闘記が先週より掲載されている。年中無休が当たり前の旅館で週休3日制を導入しているという。これも働き方改革である。これは新聞で紹介されている様々なビズネスアイデアのなかの一つに過ぎない。

しかし、従来の拡大していくことがビジネスの成功法であるということからすれば、スモールビスネスへの転換がなんとも斬新である。
これもまた新しい「経営」なのだろう。

(追記2019.9.25)
売上高=数量×単価 なので、数量部分を抑制をするというのは本来逆行しているようだが、単価の増加、経費の圧縮(佰食屋さんなどは食材にロスがなくなる)、多店舗化、ノウハウ(システム化)販売などで、全体売上が伸びているのでしょうね。要は工夫しないと、そういうことです。

(追記2019.10.2)
本屋に入って新刊コーナーをみていると、佰食屋さん「売上を、減らそう」という本が出ていました。

投稿者:春田 健2019年9月23日