報われる

週末に「会計と犯罪」(細野祐二)という本を読む。そのなかに紹介されている弘中惇一郎弁護士の次の言葉が印象深い。
「弁護士はやりがいのある刑事弁護それ自体によりすでに報われている」弘中惇一郎弁護士といえば刑事弁護の第一人者であり、最近では日産のカルロスゴーン事件の弁護人になったことが報道されている。

やりがいのある、すなわち全力を尽くさねばならない仕事をすること自体によって自身が報われる。「弁護士」を自分自身に、「刑事弁護」を仕事内容に置き換えて、何度か読み返してみる。

本ブログの2018.8.15「北村君開業祝い挨拶」でのべた「3. いい仕事は報酬を考えずに獲得すること。『いい仕事』の定義は簡単ではないが・・」の「いい仕事」とはまさに、こういうことを言いたかったのです。

投稿者:春田 健2019年7月22日