改元

この5月1日の平成から令和への改元において、上皇陛下、天皇陛下の過去のお言葉やエピソードなどを、新聞で読んだり、TVで視たり、また戦争の慰霊や災害のお見舞いをされる映像をみていて、改めて敬意を感じずにいられない。

新憲法下のなかで、天皇のあり方をご自身のなかで模索され、ご自身で定められたその勤めを一貫してなされている立ち振る舞いが、価値が多様化している日本においても、美しくまた尊いものであることが、国民の気持ちのなかに入り込んだということにちがいない。

日本経済新聞のコラムを読んでいると過去に天皇陛下を担当して記者が、陛下が登山を愛されていることを引き合いにして、「・・59歳での即位だ。同世代は仕事に一区切りをつけ下山する頃合いだ。が、新たな山頂を望み、靴ひもを結び直す境地だろう。」と記載している。
それにしても、上皇陛下、天皇陛下とも、衆目のなか私心をなくして「自分の役割」を果たされ、それを継続される強靭な精神力をお持ちなんでしょう。

投稿者:春田 健2019年5月6日