強者2(ベトナム編)

2018.5.5に強者と題して、旅行ツアーのガイドさんの話をかきましたが、先日ベトナム旅行に行ってきました。その折の現地ガイドさんにまつわる話を。

ベトナム人の彼女は、日本語も上手で、また自国の歴史や日本や日本人の事情にも精通して、話も面白くよく笑う楽しい人だ。
彼女の案内で、市内の花市場を見学に行った。旧正月まえで混雑するなかを、キンカンや桃、胡蝶蘭などを見てあるく。ベトナムの風習として旧正月はキンカンや桃を自宅に飾るらしい。日本での門松でしょうか。
そういえば、宿泊先のホテルのロビーにも、立派な桃の木が、巨大な盆栽ようにして飾られていました。

ところで、ざっと花市場を歩いたあと、道路にでる階段があって、その階段にもキンカンが2~3鉢おいてあったが、その横をすり抜けるようにバスに向かうべくあがっていると、後ろから花屋のおばさんが血相を変えて怒鳴るような声をかけてくる。様は、通行時きんかんに人が当たるので、「ここを通るな」そう言っているのである。
一瞬、立ち止まっている我々に、すでに道路にでていたガイドさんが、上からやはりベトナム語でその花屋の女性に、負けないぐらの大声でにやり返すのである。
そして、我々に「いいから、上がってください」そう言いいながら、花屋の女性と応酬を繰り広げている。ガイドの言い分は、公道なので鉢を置く方が悪いというのだ。うしろを通りかかったバイクの乗ったベトナム人のおじさんが、このやり取りを聞いていて、花屋になにかを言って、花屋も引き下がってしまった。

バスに戻り出発の際、ガイドさん、にこやかに笑いながら「(私)怖かったでしょう」

投稿者:春田 健2019年2月1日