娘に2人目の子供ができて、出産前から出産後のあとまで、1月半ほど自宅に帰ってきた。もちろん、上の子供(結ちゃん)を連れての里帰りである。
結ちゃんは1歳半ほどの女の子で、少ししゃべれるようになってきて可愛いさかりだ。当初、男の子のような顔立ちだったが、急速に女の子のようになってきた。人なつこい笑顔が本当に愛らしい。
私が家にかえると「じじ」といって抱きついてきてくれる。またアンパンマンが大好きで、TVや街でその姿をみるとアンマンといって、固まってしまう。
日曜日は朝起きたあと手をつないで一緒に散歩にでかける。手をつなぐといっても手のひらを重ねるのではなく、私の指を一本握るだけで、なにか頼りない。犬を散歩させている人がいると、ワンワンといって少し離れたところから犬をのぞき込むようにする。
近くの生協(コープ)にいって、店内を3~4周ほどしないと気がすまない。女房に聞くと毎日の日課だそうだ。食事は、先に済ませているが、「じじ」達が食べはじめると、誰かしらの膝のうえにすわり、2度目の夕食となる。
ただ、家のなかは、お絵かきや積み木や、アンパンマンの人形でハチャメチャ状態となってしまった。片付けても、まあ、散らかす天才である。
はっきり意思表示するのは、拒絶する場合で、きっぱり「いやや」という。
結ちゃん、お着換えしようか? 「いやや」
もう、ねんねしようね。 「いやや」
このきっぱりとした言い方がおもしろく、結ちゃんの「いやや」は、我が家のギャグのようになっていった。
下の子が生まれて産院から帰ってきたあとは、赤ちゃんが娘と別の部屋で、結ちゃんは「じじ」たちと同じ部屋で寝ることになった。
夜中、目覚めるたびに180度位置がかわって、たまにキックをくらう。
そして、娘たちが自宅に帰る日が訪れた。朝食をすませて、私は結ちゃんと散歩にいって自宅に戻ると、車に帰り支度を整えて、女房と娘たち夫婦が赤ちゃんを抱いて、ご近所に挨拶に行っている。我が家の主役となった結ちゃんも加わり、隣の家の奥さんは、涙まで浮かべて、さびしくなるね、と。
先日、下の子(舞ちゃん)のお宮参りがあり、そのとき一週間ぶりに結ちゃんにあう。
「じじ」といって抱きついてくれる。
今日は賢くしようねというと、「いやや」
(2018.12.10追記)
昨日の日曜日、結ちゃん、舞ちゃんと一緒にお昼を食べました。結ちゃんはアンパンマンと言えるようになっていました。舞ちゃんはよく眠ってました。
写真はお宮参り(中山寺)のなか、走りまわる結ちゃん